2025.05.01
今日の就活を見渡すと、就職氷河期なんて今は昔の売り手市場。企業は人材確保に必死で、政府の提示する就活スケジュールは前倒し上等のようだ。しかし学生の諸君、「どっか入れるだろ」等と浮かれることなかれ。自分と就職先をしっかり理解して決めなければ、「思ってたのと違った」等と後悔し、ぐんぐん成長するであろう貴重な時期を意に沿わぬ職場で空費しかねない。必死さのあまりか、企業が求人票に実態と異なる記載をするなんて悪質な話も耳にする。採用されやすさにアグラをかかず、自身の希望に確かに合致する就職先を冷静に見極めてほしい。
では、就活は何から始めればいいのか。一般的なタスクとしては「自己分析」「業界・企業研究」「就活イベント・ガイダンス参加」「インターンシップ」「エントリーシート(ES)作成」「面接対策」「適性検査対策」「OB・OG訪問」等が挙げられるが、端的に言えば「業界・企業研究」を拡大した情報収集、つまり社会・業界・業種・就職先の情報収集を大学入学時など可能な限り早くから始めることを強くお薦めしたい。社会は今どんな状況にあり、どんなニーズがあるのか? 今後もなくならなそうで、成長が期待できる業界・業種は? 自分のスキルや志向に合いそうな職場は?このように 収集した情報を検討し、目指す業界・業種・就職先を徐々に具体化するのだ。これができれば、それらに求められる人材となるための経験(アルバイト、インターンシップ、研究等)を、学生生活を通してスケジュールしていくこともできる。すると「ガクチカに何を書けばいいか分からない」なんて事態は起きにくいし、ESに落とし込む自身の経験が何だか冴えない…なんて事態も防ぎやすい。情報収集→進路検討→経験というステップを踏めれば、ESはAI等使わなくても自ずと生成できるだろう。
売り手市場と言ったって向こうも選ぶ側。長く勤めてくれそうで(意欲が高く)、戦力になりそうな能力のある人が欲しいから、関連する経験が明確にある人とそれほどでもない人、適性試験結果等から能力の高そうな人とそうでもない人。どちらが選ばれるかは火を見るより明らかだろう。近頃では大学1年対象の採用活動を耳にするなど、企業の門戸は就活期以外の学生にも開かれつつあるようだ。企業の採用活動前倒しを肯定するつもりもないが、大事な就職先をじっくり検討する意義は否定のしようもない。学生としてよく遊び学びつつ、ぜひ就活の情報収集には時間をかけよう(もう十分な時間がない場合は、集中して時間の密度を上げて!)。そして、十分に対策して臨んでほしい。その対策には、弊社の適性試験対策「SPI.StudyCamp」(多数の企業が実施する適性検査「SPI」について、本番さながらの環境でトレーニング。モバイル・隙間時間でできる!)を活用してもらえたら、この上ない喜びだ。
Written by H.Owa
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