2020.07.31

就職適性検査試験の対策に必要な観点

書店に行けば、就職適性検査に関する試験対策本は数多く出版されているのを見ることができます。本を手に取って目次のあたりをペラペラとめくってみると、どの本も出てくる順番こそ違いますが、ほぼ同じ様な分類がなされているのがわかると思います。SPIであれば「濃度算」や「旅人算」などの文字が必ず見つかるはずです。

実際のところ、企業向け、公務員向けを問わず、就職適性試験で求められている能力はほぼ一致しています。大きく分けると「1.文章読解(論理的文章読解能力)」「2.数的推理(計算能力)」「3.判断推理(推論、ロジカルシンキング)」そして「4.資料解釈(図やグラフの読み取り)」の4つです。SPIの場合ですと、1は言語能力、2~4は非言語能力に当たります。
ここに公務員試験であれば、専門職用カテゴリの問題が追加されます。また、企業では英語能力(語彙と読解力)を求めるところもあります。

この4つに共通するのは
「一夜漬けのような付け焼き刃ではどうしようもない」
という点です。企業が求めている能力も、様々な内容を一夜漬けで覚えられるという暗記力ではなく、筋道を立てて考える能力なのですから、これは当たり前のことです。
つまり、もし対策をするのであれば、
「考え方」
を身につける必要があります。問題を解くための筋道と言い換えても構いません。しかも「試験」ですので、短時間で解く処理能力も求められます。同じ内容を処理するのであれば、より短時間で処理できる人物を採用しますから。

もう一つ重要なことがあります。2~4は非言語系の能力だということになっていますが、実際は1の能力に大きく依存します。弊社では2年前から論理的読解力についての調査を行っています。SPIの非言語問題の成績が悪いのが気になりました。そこで、詰まっている可能性のあるポイントを3つ仮定しました。

A.計算能力が無い
B.計算能力はあるが、文章を定式化できない(数式に置き換えられない)
C.そもそも、文章を読んだ結果、何を答えなければいけないかが理解できていない

2020年4月の大学入学者で調べた結果、4大学の平均で、Aは正答率が46.1%、Bが46.5%、Cが56.4%という結果でした。一番できているのは計算能力の部分ですし、定式化の成績が悪いのも想定通りだったのですが、そもそも何を答えるべきかわかっていない人が多いのです。
ですから、文章を論理的に読む能力、そしておそらくはそれを支える語彙力をしっかりと鍛えることが重要だと考えさせられます。


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