2020.06.22

フェイクニュースを見破るための情報リテラシー

2020年5月26日、Twitter社がアメリカのトランプ大統領のツイートに対し
「事実確認が必要」
というラベルを付けたことが大きなニュースとなりました。トランプ大統領は
「言論の自由を抑圧している!」
と反発をしたということまで含め、日本でも報道されましたので、ご存じの方も多いと思います。

この問題の大元は、事実関係を無視して自分に都合の良いことを流し続けていたトランプ大統領にもあります。毎年のように彼の行った「虚偽もしくは誤解を招く言動」、いわゆる「フェイクニュース」の件数が報告され、1日平均5.5件投稿されているという指摘も過去に出ています。
とはいえ、これはトランプ大統領だけの問題かと言えば、そうとも言い切れません。一般の人でも不正確な情報をSNSなどに流す人はいますし、それはメディアであっても同様です。また、それをろくに検証もせずに拡散する人も数多くいるわけです。

これらの情報の真偽を見分けるにはどうすればよいのでしょう?結論から言えば、
「情報リテラシーを高める」
ということに尽きます。「情報リテラシー」とは、情報が必要とされるときに”効果的”かつ”効率的”に情報を「探し出し」、「精査し」、そして「使うことができる」能力だと、アメリカ図書館協会では定義しています。この「精査し」の部分が「フェイクニュース」を見破るうえでは大変重要になります。

だまされないようにする最も厳しい対処方法は、
「全ての情報を疑い、自分で一から調べ直す」
ことですが、さすがにこれは大変です。そこでお薦めしているのは
「立場の違う複数の情報源にあたり、それぞれがどの様に主張しているかを見比べる」
という方法です。政治に関する情報について言えば、政権よりと言われる「読売」「産経」の報道と、政権に批判的だとされる「朝日」「毎日」を読み比べることです。これは筆者も実践していて、どのメディアも同じ様に取り上げているのであれば、情報の7割くらいは信用します。信用しない3割は、全てのメディアが自分たちに都合の悪いことは書いていないだろうから、という理由です。または単純に思い込みで書かれてしまっている可能性も否定できないからです。

海外の情報についても、国内メディアの報道と、当該国のメディアの情報を比較しています。SNSの投稿も同様で、立場が変われば、情報の書かれ方も変わるものです。複数の情報源をあたり、大元はどうだったのかなどを確認する。そうやって情報を読んでいくと、だまされることも減ってくると思います。


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